巧言令色鮮し仁
お客さんからお年玉をもらったのである。
私はその封筒を鞄の中に入れっぱなしにしてるので、不意に見つけては「あ!お年玉もらったんやった!」と思い出してはまた忘れ、思い出しては忘れ……と、もうかれこれ三回程「お年玉ー!やったー!」となっている。何回も喜べるこの感じ。
この間小学5年生の子と動物園に行って、子供との距離を縮めていくこの感じは恋にどこか似てる、と思った。何かを訊ねても必ずしも本心で答えてるわけじゃなくて、見極める力が必要だけど決め付けるのもよくない。本当はどうしたいのかどうされたいのかを探るのってなかなか難しい。「わからない」って原動力にもなるけどすごく疲れるんだなって実感した。私はわからない人と恋できないなー。ちゃんと自分のこと伝えてくれる人がいいわ。恋の話になった。
寄り添うゴリラ。
寝そべるゴリラ。
ギリギリゴリラ。
目線くれるゴリラ。