たぶんこのまま素敵な日々がずっと続くんだよ
小沢くんのライブの話をしよう。
正直、思い出しながら綴ればわけがわからなくなるのはわかってるし、それに何よりあまり思い返したくない。こういう気持ちをなんて言うんだろう。
この感覚だけを抱いて生きていたいというか、小沢くんが「生活に帰ろう」ってあの場で解いてくれた魔法を大事にしたいというか、なんともうまく言えない。
ただ、私の中で大きな出来事だったことは確かなので残しておきたい。
まず、私が今までに行ったどのライブよりも楽しかった。あんなにもみんなが自由に体を揺らして音を楽しんでいる様を見るのは初めてだった。あんなにもみんなが終始大きな声で大合唱するライブは初めてだった。
何より、私の周りにたくさんの仲間がいることに感動した。
中学生の頃は小沢健二が好きだなんて言っても誰にも理解してもらえなかったし、それ以降の人生でも例えば誰かがカラオケで歌うなんていう場面に遭遇したこともなかったし、ファンの友達を作ろうと思ったこともなかったし、私はずっと一人で小沢健二を好きだったのだ。
だからシンプルに私の周りでみんなの歌声が響き渡ってる状況に震えた。
ドアノックのライブ映像を見て、みんななんて幸せそうな顔をしてるんだ…ってずっと思ってたから、あの曲を踊って私も幸せの輪の中に入れたことがとても嬉しい。
彼の書く詩がとても好きだ。
優しいのに肯定感がしっかりとあって、生きることの喜びを教えてくれる。
出会えてよかったなぁ。大人になればなるほどに、彼が私の人生に必要な音楽だったことを実感してる。
帰りにシャボン玉で遊んだ。何年ぶりだろう。外に出たら月がすごく綺麗で、それ眺めてシャボン玉吹いて、あぁ、幸せだなぁと思った。
小沢くんの本を買ったので帰ってから少し読んだんだけど、やっぱり彼が好きだなぁと思うような文章の連続で、もったいないから少しずつ読んでる。
何度も何度も恋に落ちる感覚だ。
生きててくれてありがとう。
音楽を届けてくれてありがとう。
満島ひかりの愛らしさはどこからきてるのか。
最高でしたありがとう。