天と地

すごくすごくいい日だったのに、後半転がり落ちるように私から全てを奪っていくような錯覚にさえなった時のことを記しておこうと思う。

 

きっかけは「ちょっとショックぅ」くらいのことだったのに、それが時間と共にどんどん大きく膨らんで、そしたら今度はここ数ヶ月感じてた小さな引っかかりや気づかないふりをしてきたモノたちとくっついて胸の中でパンパンになってしまった。

たとえば最近ご飯をちゃんと作れていないとか。手抜きが多くなってることには気づきつつ、でも何となくやる気が出なくて、とは言え栄養が偏るのも怖くてきっと折り合いがつけられずに結果自分を苦しめてた。

たとえば隣でボケてくれてるのに上手く突っ込めなかったこととか。自分でもいやいや、素人が何言ってんの?とは思うけど、たまにほんとにボケられても「この子何やってるんやろ…」ってそのボケが理解できずにフリーズしてしまうんだけど、普段割と早めに突っ込むことが多い分それは無視されてると捉えられるみたいで「何か言ってよー」って悲しまれてしまう。そのことが辛い。その瞬間脳をフル回転させて、このポーズなんやろ…私の前でするってことは私との会話に出てきた何かってことかな…最近何話したっけ…って思い出そうとはするものの、結局蓋を開けてみたら私がわかりようのないことだったりする。でもその時は多分「いやわからんわからん、それなに?」って早めに聞くのがベストなんだろうしそういうツッコミを待たれているんだろうけど、真剣に考えてしまう時がある。無視してるわけじゃないんだけど、「無視されたー」って言われてしまうとごめんごめんってなってその後もしゅんとしてしまう。早くに結論を出した方がよっぽどいいのに頭の中で考える時間を長く作ってしまいがち。

ボケを拾えなくて傷つけてごめんねぇって号泣したの生まれて初めてやわ。どうかしてる。

あとはお母さんに優しくできなかったな、とか。もっと優しい言い方もできたはずなのになぜか強い口調になってしまいがちで、会った後とか電話の後はいつも傷つけたかなってものすごく悲しい気持ちになって引きずる。なのに毎回学ばない。

髪をもう少し伸ばそうと思うのにいつも我慢できずに切ってしまって全然伸びないのなんで、とか。切るからや!

もっと勉強したいことがあるのに最近夜になるとすぐ横になりたくてベッド行っちゃうこととか。

数分でできるはずの友人への連絡がなぜかとても大仕事に感じて何週間もかかることとか。

 

一回泣いて話し始めたらくだらないものから人生のテーマ的なものまでどんどん出てきて、苦しくて、自分で首絞めて終われたらいいのになぁと思った。死にたいわけではなくて、いや、違うんです、ちょっと息止めてみたら死んだんです、みたいな。そうなりたかった。大袈裟に、ではなく、ついうっかり。

 

今も蛇口が緩んでるからふとした時にちょろちょろ涙が出るけど、概ね元気です。