単発日記 まとめ

最近事件がいくつかあったような気がするんだけど時間と共に早くも薄れてきているので、覚えていることを記念に一応残しておく。

 

1.顔に出すぎるので尚更自分を誤魔化せないと思った話

ここ10年を思い返してみても多分初めてのことなんだけど、「誰か」や「何か」と言った明確なものではなくただただ何にでもイライラしてしまう体験をした。もうあれは完全に「イライラ」という病気だと思う。イライラの種が私のお腹にあって、誰のどんな表情でも言葉でも栄養にして一瞬にして花が咲くのである。恐ろしい病気だ。「わー」とか「あー」とか声を出さないと頭がおかしくなるんじゃないかと思うくらいの苛立ちが空気になって私を取り囲んでいた。

小学生の頃、マンションの入り口に停められた自転車をいつも全部なぎ倒していくおばあちゃんがいたのを思い出す。あの人もイライラの病気だったのかな。怒ってないと気が済まないような。怒れるものを探しているような。でも私はそんな大人でいたくないのよ。イライラしたって最終的には自分が傷つくし苦しむし悲しくなってきて全身に風穴開いてビュービューよ。ちゃんと自分を大切にしたい。

 

2.日記帳を読み上げられる気分に似ているかもしれない、と思った日のこと

電話がかかってきた。「さっきさー、米津玄師とかあいみょんを入れたリストを聴いててん。そしたら急にこの曲思い出してさー」そう言って彼は突然歌い始めたのである。私が20年前に作った曲を。ひいいいいい。でも少しときめきにも似てる。私の作った曲を私じゃない声で歌われていること。その後に、彼の思う私のすごいところを何個か挙げてくれて「自分は何も才能がないけど手伝うことならできるかもしれないと思った」って。「だからもし、今何かやりたいと思ってることがあるなら言って。協力したい」って言ってくれて、なんだか嬉し恥ずかしな気持ちで落ち着かなくなってしまったのである。ただ私は何をどう協力してもらえばいいのかがわからない性質だしお願いするのも得意ではないのでそれはそれで難しい。でもその言葉だけで心に栄養が行き渡った。本当に感謝してる。

 

3.やたらと「手放せ」と訴えかけられる

いろんな占いで「選択の時です」とか「何かを手放さなければ得ることができません」って立て続けに言われて、ここから何を削ぎ落とせって言うんだ…と困惑する。そんなに多くを持っていないのに、と思うことが既に贅沢な思考なんだろうか。意外としがみついてんのかな。

 

4.20何年ぶりにしては酷すぎる

久しぶりに言葉を交わしたというのになかなかに辛辣な言葉を浴びせられ、怒りと悲しみが同時に私を襲った事件。もうそれから10日以上経つので薄れてきてるけどここに残すのはまだ憚られるくらいにダメージを受けている。でも私の人生に影響を及ぼすような人でもないのにその人の言葉に心を乱されるなんてどうかしてるぜ!という気持ちでなんとかそれからの日々を生きてる。